入院3日目

病院食が出る話をしたら、
台湾人の同僚たちや、
となりのおばあさんのつきそいをしているご家族が、

「ここの病院のごはんは死ぬほどまずいから、
頼まないほうがいいよ！」

「何の味もしない」

とか、みんな口をそろえてさんざんな言い様。

そんなにひどいの？？？

でも食べずには帰れない！！！

 

そして、いよいよ！台湾の病院食とご対面する時がやってきました！

今日はちゃんと、朝ごはんが届けられました！！

 

おかゆと肉ふりかけといんげん、肉豆腐です。

見た目は普通だけど、どのくらいまずいのだ？？？

ドキドキしながら食べてみると、
味は一般の台湾の食事に比べるとだいぶ薄いほう！
それに油っぽくない！

台湾にしては「あっさりしてる」と言えるでしょう。

おお、病院食だ～！！

日本人、しかも胃腸が弱り気味の日本人には
ちょうどいい味付けです。

ふだんの油ギトギト、にんにくいっぱいの料理は
さすがにわたしでも今はキツイ・・・・

すっかりうれしくなって、昼食はどんなだろうと、
わくわくしながら待っていると、

来ない・・・・・

1時間経過。

まだ来ない・・・・・

なぜ・・・・・

昨日の夜に引き続き、
いちいち中国語で抗議しなければいけないことに
だんだん疲れてきて
「夜ごはんがちゃんと来てくれればいいです」と告げました。

今度こそ、夕食だ～！と気を取り直して待っていると

来ない・・・・・

昼間ちゃんとクギをさしたから大丈夫なはず・・・・

待っても待っても

来ない・・・・・

もうイヤ・・・・・

この病院、わたしを飢え死にさせる気だな・・・・・・

 

 

入院2日目

今日は点滴が効いたのか、だいぶ熱が下がってきて、
あがっても38度以下になってきました。

かなり楽になったので、
置きっぱなしにしていた入院の手引きを読んでみると、
食事の必要な人は看護婦さんに申し出て
予約をすれば出してもらえるとの記述が！！

おおっ！！！！

食欲は相変わらずないけれど、見てみたいので、
早速夕飯の予約をお願いしました。

いよいよ夕飯の時間帯になり、
わくわくして待ちかまえていても
来ない・・・・・・・・・・・・・

予定時間を1時間過ぎても来ない・・・・・

別の看護婦さんに聞いてみたら、
「来なかった？？？」とのこと。
「はい・・・・」
「今からだともう頼めないから、外に買いに行ったら？？
外にはお店いっぱいあるよ。」

はい？？

入院患者が外出してよいんですか？？？？？？

看護婦さんによると、一声かけてからならOKだそう！

なんと、自由の国、台湾！！！！

 

そしてもうひとつ、台湾の病院には消灯時間がない！
２２時を過ぎても、廊下でがいがいわやわや。
テレビついてます。
外部の人もばんばん出入り。

一斉に消灯って、よく考えると、
実に日本的な発想かも。

台湾人はみんなで同じことをするのが苦手だから、
消灯時間なんて作っても、誰も守らないんだろうなあ。

 

看護婦さんからたくさん飲むように勧められたクランベリージュース。
利尿作用があるらしい。

 

入院！

昨日もらってきた薬を飲んだのに、
朝になってもまだ熱がひかない・・・・・

膀胱炎でこんなに高熱が出るんだっけ？？と思いながら、
昨日医者が言った病名（中国語）を思い出しながら
ネットで検索してみると、
どうやら膀胱炎じゃなくて、腎盂腎炎らしい！

解熱剤が切れると熱があがる、という状態をずっと繰り返し、
本日お昼にはまたまた自己最高記録を更新！

なんと、40.4度！

良くなるどころか、ますます熱が上がっていきます。

心配した同僚が、今度はもっと大きな
私立病院へ連れて行ってくれました。

医者の診断は、「即入院ですね」
はあ、入院ですか。。。

日本でも年齢が一ケタのころに入院しただけだというのに、
まさか台湾で入院することになろうとは！！！

病室は二人部屋。
ベッドとベッドの間のカーテンが引いてあってよく分からないけれど、
お隣は半分寝たきりのおじいさんらしい。
いびきをかいてよく眠っております。

熱が出ていて苦しいので、横たわりながら時間を過ごしていると、
６時を過ぎても、７時を過ぎても、
夕飯の気配が無い・・・・

食欲はまったくないが（わたしとしたことが）
台湾の病院食がどんなのか見てみたい！！！！！

そのうちに台湾人の同僚がお見舞いに来てくれ、
「ごはんを食べましたか？」とまず一言。
「まだだけど、台湾の病院はご飯が出ないの？」と聞くと、
「そうです」

ええっ！！！！！

食の国なのに出ないの？？？？

病院でご飯が出るって、世界共通の常識じゃなかったんだ！！！

 

どうやら、「医食同源」という言葉がある国なので、
食べ物が持つ薬的効果がとても重視されています。

病気や怪我をしたときは
その部位や症状に応じて、それぞれに効く食べ物を食べたいのだそう。

だから、日本のように
一律に同じメニューの病院食を出すのは受け入れられないらしい。

なるほどね。

同僚が気を利かせて買ってきてくれたシラスのおかゆを
ありがたくいただきました。
これは腎臓に良いのか？？？

 

点滴。ああ、病人・・・・

ちなみに、お隣はおばあさんでした。
いびきの音がどう聞いても男の声なんだよね・・・

 

デング熱？？？

夜中急に発熱して、計ってみると38度の高熱。
バファリンを飲むと一度は下がったものの、
午前中にまた熱が上がり、今度は39度！

昨日の昼間、だるさは感じたけれど、
のどの痛みや咳、鼻水もないし、風邪ではなさそう。

普段低体温で、めったな事では高熱を出さないのに、
これは一体？？？

そこでふと頭をよぎったのがデング熱。

 
デング熱とはある特定の蚊が媒介して感染する病気で
急な高熱が特徴だそう。

これまでは東南アジアで多く発生していたけれど、
地球温暖化に伴って生息分布が変わり、
台南でも発症例が見られるようになったそうです。

そういえば最近、蚊に刺された。。。

午後３時ごろ熱を計ると39.7度。
ギャー！！！！
こんな高熱今まで出したことない！！！

 
デング熱の潜伏期間は4日～7日。

わー、刺された日からそのくらい・・・・

一気に不安になって、救急病院に連れて行ってもらいました。
（実は台湾の病院は今回が初！）

すざまじい悪寒が襲い、
裏起毛のトレーナーに半そでと長袖のTシャツを着て、
毛糸の5本指ソックスをはいても、まだ寒い！
真夏の台南で、強い日差しの下で、
ひとり完全に季節を間違えています。

病院に到着し、
あわあわしながら、先生に事情を説明すると
「あなたの住んでいる地域でデング熱の報告は出ていないから大丈夫」とのお答え。
 
おいおい、今まで出てなくても
第一例はわたしになるかもしれないぞ！！

まず血液検査をされ、次に尿検査です、と
採尿用のカップと試験管のような入れ物が渡されました。

試験管？？？自分でここに移しかえるの？？？

聞いてみると、台湾ではこれがスタンダードらしい。
ほほう

 
さて、しばらくして検査の結果がでました。

医師が「尿に白血球が混ざっている」と言います。
つまり？？？デング熱ですか？？？？

 
「最近トイレを我慢していませんでしたか？」

ん？？？

 

「８０％の確率で膀胱炎です」

 

あら。膀胱炎でしたか。　

 

まあ、デング熱じゃなくてよかった～！！！

抗生物質と解熱剤をもらって帰りました。

ちなみに無保険でこの日の診察代と薬代は約1500元。
日本人の物価感覚からすると安いけど、
台湾人の同僚は高い！！と言っていました。

台湾ビールのおまけ

会社のみんなと夕飯を食べに行ったところ、
お店に台湾啤酒（ビール）の小姐が来ていました。

バドガールのように
コスチュームを着てプロモーションするお姉さんです。

小姐に勧められるままにビールをあけていたら
みんなにプレゼントをあげると言われました。

今までにも別の店で何度かプレゼントをもらいましたが、
ライターや小型ライトで、別にいらないものばかり。

ところが！この日は違いました。
小姐が出したのはこれ！！

「台湾啤酒」とロゴの入った
リストバンドとハシ箱！！！

か、かわいすぎるっ！！！！

その場にいたみんなで思わず
「おおー！！」と歓声をあげてしまいました。

ちなみにハシ箱に入っていたお箸は鉄製！！
涙が出そう！！！！

こういうのならどんどんほしいです。

１週間経過

台南に入ってから１週間がたちました。

台南に来たその日から台風が襲い、5日間連日の豪雨！
日用品や食料の買出しに車で行ったら、
洗車マシーンの中にいるのと間違うほどの大雨でした。。。

今週は台風が去って、今度は猛烈な日差しと暑さ！
東京なら「この夏の最高記録」と報道されそうな暑さですが、
台湾人に聞くと「まあまあ」という答え。

これでまあまあって、来月は一体どこまで暑くなるのやら。
さて、今回一緒に台湾に来た日本人が何人かいるので
仕事にはハイヤーの送り迎えで通勤しています。

そのため、どうしても一緒に行動することになり、
毎晩みんなでごはんを食べるのですが、
どうしても日本食や高い中華レストランに足がむかってしまうようで、
B級グルメ好きのわたしとしては、残念な限り。

自転車は買ってあるので、この土日が雨じゃなければ、
ご近所探検＆安くておいしいものを探しに行きたいと思います！

2度目の台湾生活。

まさかまた台湾に住むことになるとは・・・・

2004年の夏から10ヶ月、語学留学で台湾に住みました。

もう長期で住むことはないだろうと、涙ながらに帰国して1年。

あれよあれよという間に、台湾で仕事をすることになり、

また舞い戻ってきました。

よほど台湾とご縁があるようです。

 

昨日の夕方、台湾に着き空港の外に出ると

夕方にもかかわらず、おそろしい日差しと湿気！

最近日本も暑かったけれど、台湾の暑さは比べ物にならない！！

さすが南国。

これぞ台湾。

 

さてこれからどんな生活になるのやら。

どんなおいしいものに出会えるのやら。

ドリアン売ってます

5月になった頃から、

スーパーに入ると異臭がするようになりました。

やってきました、ドリアンの季節です。

 

 ドリアンはスター商品のようで、

果物売り場のいちばんいい場所に　どーん！と

山積みに置かれています。

 台湾のスーパーって結構地下にあるので、

においがこもってしまい、店内中がドリアン臭！

 ちなみに値段は400円くらい。安い～！

 

ドリアン好きだったらよかったのになあ、と思いながら、

息を止めて足早に売り場を通り過ぎるのでした。

まずはごあいさつ

2004年夏から10ヶ月
台湾の台北にある
台湾大学に語学留学してました。

台湾に住んでみて、
いろんなおもしろいことがありました。
いろんなおいしいものを食べました。

台湾で見たもの、思ったことを
書いていこうと思います。