SSブログ

海角七号 日本公開 [海角七号]

台湾で大ヒットした台湾映画「海角七号」。
12月末から東京を皮切りに
日本でも上映開始となりました。

先日レディースデイに見に行ったら
ほぼ満席に近くビックリ!
年齢層はやや高めでした。

映画自体が楽しみなのはもちろんですが、
・日本語字幕でどのような表現になっているのか
・日本人はどのような反応をするのか
を楽しみに観賞しました。


※ここから先、長いので興味のある人だけどうぞ。


kaikaku.jpg


台湾人は、西洋人並みに映画鑑賞中のリアクションが大きくて、
海角七号でも「え?ここで?」というところで
どかんどかん笑いが起こっていました。

たとえば、映画冒頭のバスが通れないシーン。
運転手のセリフの「ダメダメ、通れないよ」っていうところで大爆笑。
言い方がおもしろいんだろうなあ。


日本ではどうだったかというと、
後半で何度か笑いが起きたものの、
どれも大爆笑とまではいきませんでした。

やはり海角七号のおもしろさはセリフにあると思います。
でも字幕では伝わらないですよね。ほんと残念です。

それと、台湾の文化や歴史的背景を知らないと
「?」と思う部分があるので(でもそこが笑いのツボになっていたりする)、
事前知識のない外国人には理解しにくいところもあります。

たとえば、「この街にもバンドはいる!」というシーンで、
まず伝統楽器を演奏する老人達の映像が入ります。
これには日本人も笑っていましたが、
次に登場する、セクシーなお姉さんが舞台で歌ってるシーン。
ここは無反応でした。

これは台湾の一般的な披露宴の様子なんです。
台湾人は当然これを知ってるので、
ここでも大爆笑になります。


と、ひそかに文化比較を楽しみつつ鑑賞した
日本での海角七号。

忠実に現代の台湾社会を反映していて
それをうまく笑いに取り入れていて、
やはりいいなあ、台湾いいなあと
認識するのでした。

ところで、唯一気になって仕方ないのが、
敗戦国となり、日本人が台湾から引き揚げる際に書いたラブレター。

この当時の日本人って、あんなにくだけた口語で手紙を書かないですよね。
かといって文語調で書いても、映画の雰囲気に合わなくなるので仕方ないとは思いつつ、
すごく気になります。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 2

anmimi

へー!台湾でも上映したんだ。もちろん単館だよね??
どうりで週刊朝日に田中親子の対談とか載ってたわ。娘はアメリカの雑誌で有名な日本人にランクインしてたとか。
字幕とか興味あるね~!うまく訳してあった?
by anmimi (2010-01-17 13:01) 

hamuo

> anmimi
単館上映だけど、全国いろいろな都市で上映してるよ。
関西だと大阪、京都、兵庫。結構すごいよね。
京都での上映は3月だから、帰ったら見れるね!

字幕はうまく省略してあって、なるほど~と思って見てた。
一字一句きっちり訳すよりも、いかに短くわかりやすく伝えるかがポイントみたい。
by hamuo (2010-01-18 09:12) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ORO@台南のカフェ影!影! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。